視線の先には・・・・

あやぱに

2008年10月24日 15:05

今まで和やかに遊んでいたリスザルが、突然「チッ!」という合図とともに
木の上に駆け上がり、一点を見つめて「チェッ、チェッ、チェッ・・・」と一定間隔で声を発する時があります。



「こんなときは何かがいる!!」


リスザルの目線の先、木の根元の茂みを探ってみると・・・・・







いました~~~~~~。

サキシマハブです。
ハブほど強力ではないですが、毒があり、かまれると危険です。

ほとんどのおさるさんはヘビが嫌いです。
リスザルも、ヘビを見つけると、警戒音を鳴らし、皆木に上って、ヘビの動向を見つめています。
リスザルの視力はかなりのもので、色の見分けもつきます。
落ち葉や小枝でまぎれた場所にいるほぼ同色のヘビを見つけることもできるのです。

ハブは夜行性なので、昼間は茂みで眠っています。
むやみに出てきて人を襲うわけでは有りません。
整備された通路を歩いている限りは心配は有りませんが、
草むらや森の中に入るときは注意が必要です。
リスザル園ではリスザルが見つけてくれるから大丈夫ですが、
念のため、柵の中に入らないでくださいね。



有毒とはいえ、サキシマハブも自然の一部、むやみに殺生はしたくは有りませんが、
お客様やリスザルに万一のことがあっては大変なので、速やかに駆除します。
ハブ取り名人によるハブの捕獲→
まねしないでください。

・・・・駆除されたサキシマハブさんは、カンムリワシのえさにしたり、皮をお土産用に加工したりして
有効に活用させていただいております。



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