森に、帰る。

あやぱに

2008年12月28日 10:14

カンムリワシ飛鳥の放鳥後、入れ替わりにお預かりした

カンムリワシ 成鳥 雌 「モトちゃん」。



名蔵の歩道脇でうずくまっているところを保護されました。

幸いにも外傷や羽の損傷がなく、回復が早かったので、保護後2週間で放鳥というスピーディーな展開となりました。



保護地点の水田地帯で放鳥され、奥の林まで一気に飛んでいきました。

モトちゃんには個体識別用の青の足環と、小型発信機(負担にならない尾羽に装着)がつけられ、飛鳥同様、野生復帰までの行動追跡されます。
同時期に2羽の追跡となり、追跡担当者は大変です。
がんばってくださいね。

飛鳥も放鳥地点の森での行動が確認されています。
昨日は電柱に止まっている姿も目撃されました。

無事が確認できてうれしいです。

反面、道路際にいるカンムリワシの側を多くの車がスピードを出して飛ばしていきます。

また事故が起こるのではないかとヒヤヒヤです。

2008年は8個体のカンムリワシが保護されました。

そのうち3羽はすでに死亡した状態で発見され、3羽がリハビリ後放鳥されました。

2009年は保護個体が出ないことを祈ります。

カンムリワシはじめ、小動物も安全に住ごすことの出来る石垣島であってほしいですね。




関連記事