ソーロン(旧盆)

あやぱに

2007年08月25日 14:56

おーりとーり

今日からの3日間はソーロン(旧盆)です。
沖縄の行事は旧暦が中心。

中でもソーロンはもっとも大切な行事です。
特に仏壇のある家では旧盆3日間はとても忙しいのです。
仏壇へ朝、昼、晩とお食事をお供えするのです。がんばれ、長男嫁!

初日はウンケー、ンカイといって、グショー(後生、あの世)から祖先の魂が仏壇へ帰ってくるのをお迎えします。
2日目はナカビ、3日目はウークイ、ウクリピー(送り日)、で、夜遅く、ご先祖の霊をあの世へお送りします。

旧盆には、各地からの帰省客で賑わいます。

夕方からは、石垣、登野城、新川、大川、真栄里、平得、大浜の各青年会によるアンガマが
市内の民家やホテルなどで繰り広げられます。


アンガマとは八重山独特の伝統行事。
グショー(後生、あの世)から、ンミー(お婆)とウシュマイ(お爺)がファーマー(子や孫)を引きつれて、
仏壇のある家々を訪問し、踊りや、珍問答を繰り広げ、祖先の霊を供養します。
問答は裏声で、方言でやり取りされ、何を言っているかわからないこともありますが、
アンガマの動きもこっけいで、とても愉快な行事です。
観客の鋭い質問に対するウシュマイの切り返しが期待されます(笑)。
ホテルなどでも行われるので、観光でいらしたかたも、チャンスがあればぜひご覧になってくださいね。
サンシン、笛、太鼓のにぎやかな方向にアンガマがいるはず。

そのほか、本島ほど盛んでないエイサーも、新川地区を中心に双葉青年会が、
26日には明石で明石エイサー祭りが行われます。
白保地区では新築の家などをまわって、獅子舞が行われます。

とてもにぎやかな八重山の旧盆、帰省されたかたも、観光でいらした方も、楽しんでいってくださいね。

あっ、八重山民俗園にもちょっと遊びに来てね。


関連記事