浜下り
4月8日は旧暦3月3日。
この日は「
サニジ」と呼び、「
浜下り」をする日です。
サニジには女性は浜に下りて、海に足をひたし、厄払いをする習慣がありますが、
現在では大潮の干潮にあわせて、家族で潮干狩りをする一大レジャー日でもあります。
八重山民俗園の裾野に広がる名蔵アンパルは、今も昔も絶好の潮干狩りスポット!!
家族で浜下り、潮干狩り。
夕食は海の幸が並ぶんでしょうね~。
~~~~浜下りの由来~~~~
むかしあるところに美しい娘がいた。その娘の元に毎晩美しい青年が通っていた。
やがて娘は妊娠を母親に打ち明けた。驚いた母親は娘に麻糸のついた針を男の
髪に刺すように言いつけ、娘はそのとおりにした。
よく朝母親が麻糸をたどっていくと、糸は岩の下の穴に入っていった。
母親が耳をすませて聞いていると、中から話し声が聞こえた。
「僕は人間の腹に自分の種を宿させているから、今針に刺されて死んでも
悔いはない。」
別の声で「人間は利口だから、海へ下りて飛んだり跳ねたり波と遊んで、
お前の種をすっかり下ろしてしまうだろう」ということであった。
母親が驚いてのぞくと、アカマター(ヘビの一種)が頭に針を刺されてうなっていてた。
それから3月3日に女性は海で足を濡らして身を清めるという習慣がはじまったということである。
「八重山生活誌」 宮城 文著 より
地域によって、話はすこしずづ変わりますが、
人間の男に化けたヘビの子を妊娠した娘を
海で堕胎させたという大意は共通しているようです。
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