2008年02月15日

おサル・・・じゃないよ。

おーりとーり

たまーにお客さんに「外で木にぶら下がっているサルを見たよ!!」と言われます。

石垣島には本来サル類は生息しておりません(リスザルは南米産です。)

ので、ドキっとしますが、よくよく聞くとその正体は・・・・・

この子。ヤエヤマオオコウモリ

おサル・・・じゃないよ。

おサル・・・じゃないよ。

確かにサルっぽいけど・・・。

園内マングローブに向かう自然観察道でお食事中でした。

食べていたのはこれ。

おサル・・・じゃないよ。

カショウクズマメ(マメ科)<Mucuna membranacea の花。
ハゼノキに絡みついて高い場所で花を咲かせていました。

おサル・・・じゃないよ。

ヤエヤマオオコウモリは八重山諸島に住む中型のコウモリで、花や果実を食します。

夜行性といわれていますが、結構昼間動いていることも多いです。

この日は午前中にもかかわらず、お食事していました。

長く雨降りだったので、おなか減っていたのかもしれませんね。


ちなみになぜ八重山民俗園で南米産のおサルを飼っているのか?!
と疑問に思われる方も多いかとおもいます。
それは・・・あたたかいから!!です。
もともとは八重山民俗園は名古屋鉄道の経営でスタートしました。
名鉄の関連企業には日本モンキーパーク(世界サル類動物園と遊園地)がございます。
そこで飼育されていたリスザル君たちをより自然に近い状態で、生活してもらって、
さらに地元の方や観光客の皆様にも喜んでもらおう!!ということで、
八重山民俗園で飼育ということになったわけです。
年中暖かい(最近はチョット寒いけど、内地に比べたら!!)石垣島ならではの、
究極の生態展示が実現したわけです。
現在のリスザル園はもともとの自然林をフェンスで囲い、周囲に電気柵を設置することで、
園外への逸走を防いでいます。
約2,500㎡の広いリスザル園の中ではのびのびと暮らしてもらっていますが、
外に出てしまえば、外来種となって島の自然にご迷惑をかけることにならないよう、
気を配っております。

現在は八重山民俗園はうえちグループが経営しております。

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ニーファイユー(ありがとうございます)



    
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Posted by あやぱに at 11:25│Comments(2)動植物
この記事へのコメント
おさるさん
間違って 園外に
でたり しないですか?

ああ
ほんと 最近 行ってないので
少し 暖かくなったら
おさるさん に愛にゆこう♪っと
Posted by haibi at 2008年02月16日 00:49
haibiさん、おーりとーり。

基本的に群れで暮らすリスザルは、万一園の外に出ても、
遠くに離れていくことはありません。
住み慣れた、群れのいる場所がいいようです。
万が一、何かのはずみで出てしまっても、帰ってきますよ。
(モチロン出ないように気をつけているのですが・・・。)

内地のとある動物園のリスザルは毎日群れで出かけていって、
群れで帰ってくるそうです。
出かける穴をふさいでしまえば帰ってこなくなるか可能性もあるので
それも出来ないとか・・・。
・・・敷地内から出なければいいんですけど。
Posted by あやぱに at 2008年02月16日 09:53
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